本「右手で飛ばす!」(片山晃)内容をまとめてみた

「右手で飛ばす 55歳からドライバーで260ヤードを実現する唯一の方法」(片山晃) ドライバー

「右手で飛ばす!”55歳からドライバーで260ヤード”を実現する唯一の方法」(著者:片山晃)と言う本を読んだ。
きっかけは、「ゴルフ100切り」に関連するYouTube動画を見た時に見つけた片山晃氏の”右手のゴルフ”。
そこで、本を捜したところ、「右手で飛ばす!”55歳からドライバーで260ヤード”を実現する唯一の方法」という本があった。
「右手で飛ばす!”55歳からドライバーで260ヤード”を実現する唯一の方法」の内容についてご紹介致します。

本「右手で飛ばす!」サブタイトルの意味

片山晃とは?

埼玉県坂戸市のアーリーバードゴルフクラブのゴルフインストラクター。
1957年生まれ、1989年にNGFゴルフインストラクターライセンス取得。
1999~2004年キャロウェイゴルフ(株)に勤務し、年間2500人のフィッティングを担当。
右手のゴルフに関する著書が何冊があるが、いずれも古い。


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本書のタイトルは「右手で飛ばす!」。
サブタイトルが”55歳からドライバーで260ヤード”を実現する唯一の方法」。
タイトルには、ポイントは”右手で飛ばす”、”55歳から”、”ドライバーで260ヤード”。

私のプロフィール

ゴルフ歴は30年以上だが、平均スコアは110前後。
しかも、仲間内のゴルフで、おまけ付きの甘いスコアである。
ドライバーは最近、当たらないので使っていない。
当たる時で飛距離は180ヤード(キャリーで200ヤードくらい)。
タイトルには”55歳から”とあるが、64歳以上でも可能なのか?

“右手で飛ばす”、”55歳から”、”ドライバーで260ヤード”に関して、本書では何が書かれているのかを明らかにしたい。

“右手で飛ばす”とは?

普通、ゴルフと言えば、左手(左サイド)主導が常識だが、著者は、「左サイド主導では、ボールを遠くへ飛ばせない」という。
片山晃氏が推奨するのは「右手主体、右サイド主体のスイング」だ。

“55歳から”とは?

クラブやボールと言ったギアの進化により、シニアプロも、”生涯最高の飛距離”を手に入れている。
最新のクラブにマッチしない「間違ったスイング理論=左サイド主体の古いスイング理論」では、ボールもつかまらないし、遠くに飛ばすこともできない。

“ドライバーで260ヤード”とは?

第1章では、「最初は半信半疑ですが、レッスンが進むについて、徐々に飛距離が伸び、ほとんどの生徒さんが20~30ヤードの飛距離アップに成功しています。」とある。

私の場合、現状がキャリーで200ヤード程度なので、+30ヤードで230ヤード。
“ドライバーで260ヤード”にはあと30ヤード足りない。
本書では、”ドライバーで260ヤード”飛ぶ根拠は示されているのだろうか?

“右手で飛ばす”具体的な内容

本書では、第2章から具体的な方法が紹介されている。
以下は抜粋です。

グリップの握り方

左手の握り方

右手のゴルフを提唱する片山晃氏が推奨するグリップの握り方はフックグリップ。⇒自分から見て、ナックルが3つ見えるように左手をかぶせる。正面からだと、グローブのロゴがはっきり見える。
左手の親指は短く収まるショートサムのグリップ。

フックグリップが右手のパワーをもっとも生かせるという。

しかも、グリップの強さは右10、左0が鉄則。
右手でしっかり握り、左手を添えるだけ。

右手の握り方

左手の平と向き合わせるように、右斜め下から握っていく。
右手と親指でできたV字のラインは右肩を向く。

グリップのタイプ

右手の感覚を最も行かせるのは、オーバーラッピング。

バックスイング

“正しい”バックスイングを作る為のチェックポイントが写真入りで紹介されているのだが、今一理解できない。

アドレス

ここから、第3章である。

スタンス

スタンスは肩幅より”やや広め”にする。

両ひざ、両つま先の向き

少しガニ股にする感じで両ひざを外側に向け、両つま先も膝と同じ方向に構える。
こうする事で、骨盤が左右に開いて、股関節に体重が乗る。

クローズドスタンス

右手もしくは体の右サイトを使って飛ばす為に最も適しているもはクローズドスタンス。

体重配分

クローズドスタンスで構えたら、丁度右股関節の真上に頭が来るように錠半紙を右に傾け、右足体重で構える。
配分としては、6対4で右足に体重を多く載せるぐらいの意識を持つ。

クローズドスタンスでの前傾姿勢

①脚の付け根から前傾させる
②背中のラインを湾曲させる←背中や腰の負担を減らすだけでなく、肩甲骨の可動域を広げる為
※肩甲骨を開いた状態でアドレスするには、後ろから前に腕を回すようにして体の前に垂らし、両腕で上から胸を押さえつけるように構える。
③膝を軽く緩ませる

ヘッドをボールから離して構える

ドライバーのボール位置は左足かかと線上から、左右にボール1個分程度の範囲。
アドレスではボールにヘッドをぴったりと併せず、ヘッド1個分ぐらい話してセットする。

第4章

第4章の見出しは「セオリーを破る右サイド主体のスイングで飛ばす!」。
左サイド主体のスイングから右サイド主体のスイングに変える方法(キモ・NG行動・ドリル)が説明されている。

第5章

第5章の見出しは「ボールを遠くへ飛ばす”仕事”は”あなた”がしてはいけない。ヘッドにさせる。」
この章では、片山晃が提唱する右手主体、右サイド主体のスイングにされに磨きをかけ、ヘッドにとことん仕事をさせる為のコツ、練習方法及びNG動画について解説されている。

第4章までが基本編だとすると第5章は応用編になる。
・大きなスイングアークがヘッドのスピードを引き出す
・インパクトまで右足のかかとを上げてはいけない
・インパクト後、頭を目標に向ければボールにパワーが伝わる
・トップでは手が緩まなければならない
・飛ばすスイングは、グリップエンドが常に体の中心になっている
・体重移動は厳禁!スイングは”体の中心”でする
・ヘッドスピードを殺すNG行動①:ハンドファースト
・ヘッドスピードを殺すNG行動②:インサイドアウト
・ヘッドスピードを殺すNG行動③:下半身リード
・ヘッドスピードを殺すNG行動④:頭は固定する
・ハンマー投げのイメージで振れば、ヘッドは面白いほど走る!
・右の手・腕をうまく使うにはルアーフィッシングのイメージで
・ヘッドスピードを上げるドリル①~⑥

第6章

第6章ではシニアの”神器”ドライバー9選が紹介されているのだが、本書は2012年の刊行であり、今より12年も前の情報になるので、参考にならない。

第7章

第7章の見出しは「飛距離を伸ばす為に体の柔軟性を取り戻す!」
ここでは、肩甲骨や股関節の柔軟性を取り戻すためのストレッチ方法が紹介されている。

本「右手で飛ばす!”」【まとめ】

本書は片山晃氏の提唱する右手のゴルフのドライバー編である。
但し、本書は2012年の刊行であり、片山晃氏の最新のYouTube動画(右手のゴルフTV)をご覧の方には、「YouTube動画と内容が異なる」と感想を持つ方もおられると思う。
私もそう。
YouTube動画では「ツイスト打法」と言う言葉が出てくるが、本書には全くその言葉が出ていない。

これに関してはYouTube動画で片山晃氏が話していたが、スイング理論は進化していいく。

右手主体、右サイド主体のスイングの基本に違いはないが、本書は古いし、写真が掲載されているが、白黒で今一内容が理解できないので、YouTube動画で学習した方が良い。

尚、本書巻末に紹介されている片山晃サイト「右手のスイング」は現在、閉鎖されている。
http://www.migi-golf.com

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